3月も終わりか・・・
 今シーズンの種蒔きも6回目、そして接木も4回目が終わりました。
育苗用ビニールハウス全部の温床がフル稼働で、とても賑やかです。

トンネルが全開の所、閉まっている所、銀色のシートで覆っている所などなど、
それぞれの温床には成長段階が異なる苗たちが入っています。
もちろん成長段階によって温度管理や陽の当て方、風の当て方が異なります。
それぞれの成長に合わせて管理が大変な時期です。

もう1週間ほどで畑に植える苗はこんなに大きくなってきました。

この苗を畑に植えると、この温床が空くので、また次の接木を行ないます。
こうやって、次々に苗を育てていきます。

そして、肝心の畑はというと・・・。

最初の定植(苗を畑に植える事)が約1週間ほどに迫ってきているのに、
準備が少々遅れ気味。

なぜかと言うと、天候が良くないから。

先日のブログにも書きましたが、最初の畑にやっと肥料を撒き、
トラクターで耕うん出来たのですが、その後雨、雨、雨。

そして、やっと28日にビニールマルチを敷き終えたのに
29日は雪。

さほど積もりませんでしたが、吹雪いているし、
土はグチャグチャで、とてもここにビニールトンネルを張る作業なんで
できる状態ではありませんでした。

そして今朝はマイナス7度。冬に逆戻り。
朝の畑はガチガチに凍り、陽射しで溶けてもまだ土はグチャグチャ。 
でもようやく午後2時過ぎくらいから
畑に入れる状態になり、ボチボチとトンネル作成開始。


↑これはビニールトンネルを張るための支柱をマルチに挿したところ。

まだシーズン始まったばかりの体にはキツイ仕事です。
夫婦共々「腰痛いっ!」の連発。
しかも、冬の間に脂肪をたっぷり溜め込んだ主人の息の荒いこと、荒いこと。
ゼーゼー言ってましたから(笑)

明日もこの続きの作業です。筋肉痛で辛いわ・・・。

ところで話は変りますが、
私達の住んでいる「波田町」が明日から松本市と合併します。
正直、気持ちはビミョーです。
今夜は波田町役場の解散式が行なわれているようですが、
そこに、なんと主人がドラム担当のオヤジバンド「グルーヴィン・パパ」が緊急出演!!
と、言う訳で疲れた身体にムチ打って、主人は出かけて行きました。

いいのか、波田町!? 百数十年の町の歴史の幕を閉じる最後の最後で
「グルーヴィン・パパ」のライブで・・・。
明るく終われば、未来も明るいってことかな(^_^)v
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ポンコツ肥料散布機
一番最初に「すいか」を植える畑に 一昨日(22日)、肥料を撒きました。
欲を言えば、土が固くならない為に、もっと畑が乾いた状態で撒きたかったのですが、
このところ、いいお天気が続かないんです。
あと2週間ほどで苗を植えたいので、マルチを張ったりトンネル作ったり
その他の仕事の段取りを考えると仕方なくやるしかない。

それでも少しでも乾くように午後まで待って始めました。
主人は画像のような機械で主な肥料を撒き↓

私は微量要素となる肥料を、これに入れ↓
肩から提げて畑中を歩き回り手で撒きます。
重さは約10kg、それを12回繰り返します。結構キツイ(泣)
それにこの有機肥料は海の臭いと鉄のような臭いがミックス。それもキツイ!

そんな事はさておき。


主人が使っている機械がこちら。
肥料散布機「まきっこ」
農業の機械や道具はこういう判り易いネーミングが多い。思わず笑ってしまう事もしばしば。

実はこの機械、すいかの師匠が長年使っていたものを
私達が就農した時に頂いたものです。
「もう、たいぶ使ってるから」と言われたものの、
ビンボーな新規就農者にとってはとてもありがたい話で喜んで譲り受けました。
それからもう7年近く経ち、機械も随分疲れて来たのか
すくにオーバーヒートを起こし、エンジンが止まることが年々多くなって来ました。
師匠が書いたのか、肥料を入れる所に(H3〜)とマジックで記されています。
きっと師匠が購入した年でしょう。もう20年近いシロモノです。

この日も、あと残り1/3ほどの所でエンジンストップ。
5分ほど休ませてから再スタート。 
いつ完全にダメになってしまうのか、ヒヤヒヤしながら使っている状況です。

こういった機械は無くてはならないものなので、
いっそ買い換えてしまおうか・・・。と何度も思っています。
だけど、農業機械って高いんですよ。
この機械だって新品なら20万円くらいします。だましながらも使えているうちは、
なかなか新品に手を出せないのが現実。
でも、ホントそろそろ寿命が来そうなので、
動く間に1回くらいはこのブログで紹介したいなと思い今日書いた次第です。

そして、肥料を撒いた畑は昨日の午前中、主人がトラクターで耕うん。
畑の乾き具合はギリギリセーフなようでした。
これで雨が降って、また土が湿ったらビニールマルチを敷きます。

予定どおり昨日の午後、そして今日も雨。
しかし、明日も明後日も雨マーク。ちょっと降りすぎ。
今に至っては雪です。

この寒さで育苗ハウスの苗は元気がありません。

奥側のトンネルは2回目の接木の苗。
手前の銀色のトンネルは昨日の午後と今日の午前中にやった
3回目の接木した苗が入っています。

雨も降って欲しいけど、太陽も欲しい。
天気のバランスって農業の永遠のテーマかな?
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風が強い日
 育苗ハウスが壊れたらどうしようと思うくらいの強い風。
この強風も春の風物詩。

こんな日は高台から下を見下ろすと土埃が舞い上がっているのが見えるんです。

ちょっと高いところまで行ってみて見ました。



こんな感じです。
判りますか?

良く見ると画像真ん中
あたりの町が薄茶色に
ぼやけています。








すいか畑や他の畑の土が細かい土埃となって舞い上がり、
住宅街の方へ流れて行くんです。

まだ畑にはなにも植えてない状態なので土がむき出しになっています。
その乾いた土が春の強風に流されていきます。

我が家の辺りは、この画像のずっと左側で写っていないのですが、
幸いこんな土埃は飛んできません。でも庭に出ると何となく埃っぽい感じがします。

さて、今日は最高気温21度と暑い1日でした。
当然育苗ハウスの中も真夏状態。
暑い中で作業をするのは、体力が必要以上に奪われダルく感じます。

1回目の接木は以前のブログでも書いたとおり、
とても寒い日に無理をしてやりました。
その影響が若干出てきています。

普通の苗はこんな感じで葉がかなり出てきました。


しかし、寒さの影響を受けたものは

双葉が茶色く変色し、カラカラになっています。
葉の出方もまだ少ない。

でも幸いほんの一部の苗がそうなってしまっただけでした。
今日の暑さで一段と大きくなって欲しいものです。
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苗、育っています
 育苗ハウスに居たら、トラクターが走って行きました。
家の斜め向かいの畑でもトラクターで耕うんしている人がいました。

冬の間は誰もいなかった畑で人が動き出しています。
畑仕事のシーズン到来です。
トラクターの音を聞くと「春が来た」と実感します。

当農園も、ここ数日のうちに4月上旬に苗を植える畑の準備をします。
畑に肥料を撒いてトラクターで耕うんし、ビニールマルチを張ったり
ビニールトンネルを作るのですが、
なるべく条件の良い日に作業をやりたいので、
主人は週間天気予報とにらめっこです。

まだ外は寒いので、暖かい育苗ハウスの仕事だけがいいのにな・・・。

そして、その畑に植える苗たちは今こんな感じです。

接木したての頃は、ビニールトンネル内を適正温度に保ち、
少しずつ換気や陽に当てたりして手がかかりますが、
10日くらい過ぎると、だいぶ管理も楽になってきました。

そして今一番手がかかっているのが、2番目に接木した苗たち

ビニールトンネル越しの画像なのでぼやけていてすみません。
上の最初のものより小さく、まだ本葉が出てきてません。

そして近々3回目の接木をするための準備

ポットに土を詰めて水を含ませておきます。
この後すぐにビニールトンネルでこの上を覆います。

こんなふうに育苗ハウスの中も苗たちが育ち賑やかになってきました。
そして畑仕事ももう間もなく始まります。
段々仕事が増えてきました。

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重たい雪
 久し振りにまとまった雪が降りました。
他県の人からは長野県は雪が多いと思われていますが、
雪が多いのは県の北部。人の背丈よりも積もりますが、
中部のこの辺りは積もってもせいぜい10センチくらい。

でも昨日からの雪は珍しく30センチくらい積もりました。
家の前に生えている木がスキー場などで見る樹氷のようです!!


今朝は雪かきから始まりました。

家の周りはもちろんですが、大事なのは育苗用ビニールハウス。
天井から滑り落ちて来た雪が側面に溜まっています。

このままでは太陽が出てきてハウスの室温が上昇した時に
側面の窓が開かず、室温調節ができません。

空を見ると太陽が顔を出して来ました。
久々の太陽なので嬉しいのですが、早くこの雪をかかないと大変です!

主人と2人で両側に別れて急ピッチで雪かき。
たけど、今日の雪は重い、重い。水分たっぷり春の雪です。
全然進まない私。
ガンガン進んでゆく主人。
当然ですが、主人には敵いませんね。

ようやく雪かきも終わり、久々の陽射しに元気いっぱいの「すいか」


でも、天気は変り、また雪が降って来てしまいました。
こんな日は温度管理が大変ですわ。


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今シーズンの接木始まる!
 太陽がなかなか顔を出しません。
今日も雪。とても寒いです。

2月21日に播種した「夕顔」と、2月23日に播種した「すいか」を
3月7,8日に接木しました。
今シーズン最初の接木です。

しかし!天気は最悪。3月7日は雪でした。
育苗ハウスの周りにも雪がだいぶ積もっています。


太陽が出ないので、育苗ハウスの中の温度も全然上がりません。
こんな寒いところでは良い訳ないのですが、
日程の都合や「夕顔」、「すいか」の成長具合を見ると
今日やるしかない・・・。でも不安。

ホント、最近天気は悪く、殆ど太陽を浴びていない状態の
「夕顔」と「すいか」

特に台木となる「夕顔」は太陽をしっかり浴びせて
堅くて太いものに仕上げたいのですが、
今回は日照不足で少し弱々しい。

下の画像、長い方が「夕顔」 短い方が「すいか」です。


「夕顔」は根を切落とし、双葉の間に出てきた本葉、成長点を取り、
そこから茎に針で穴を明けます。
「すいか」はもっと短く切り、斜めに茎をカットし、
夕顔に挿し込みます。

合体です。(ピントが合ってない画像でゴメンなさい)
これが、断根挿し接ぎという接木の方法です。

せっせと接木を進めて行くのですが、
寒さで手がかじかんできます。普通ならこんな寒い日は避けます。
だけど今回は「日程の都合上仕方がない」と
自分に言い聞かせるように主人とボソボソ言いながら
作業を進めていくも、穂木となる「すいか」が寒さで
元気が無くなってくるし、ハウス内の温度も下がってくる。

やはりこんな寒い中でやるのは良くないと、
予定数を320本ほど残してこの日は終了。
そして仕方なく翌日続きをやることに。

しかし、8日の朝も気温が低く、太陽も出て来ない。
相変わらず育苗ハウスの中も気温が上がらない。
また仕方なく気温の低い中での接木。

320本終えたころ、ようやく薄っすらと陽が出て
少しハウス内の温度も上がってきました。

この暖かいうちに土に挿さなくては!


予め温めてあるビニールトンネルの中には水分を含ませた土の入った
ポット(ビニール製の鉢)が並べてあります。
そこに接木したものを挿していきます。


この中で約10日間、温度管理をしっかり心がけ、
換気や太陽に当てる時間を段々増やしながら
新しい根が出て成長するまで集中管理をします。

ただ、今回は寒い中での接木だったので
この寒さが成長に影響が出なければいいのですが、心配です。

「すいか」や「夕顔」にしてみれば、大手術です。
このビニールトンネルは集中治療室のようなもの。
今後の管理に気が抜けません。

そして、今日また次の「夕顔」の種蒔きをしました。
これで台木は3回目になります。
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ボカシ作り
 この時期恒例、「ボカシ作り」が始まっています。

美味しい「どすいか」を作るために大事な土作り。
それに必要不可欠なのが、主人が作る「ボカシ」です。
今日はあいにくの雨ですが、作業はこのハウスの中で行なわれています。


今年は米糠2625kgにカニガラや糖蜜、木炭チップなどを混ぜて
作ります。


今日は農業志望のK君が見学に来たので、
主人も心なしか張り切っているみたい。


数年前に中古で買ったミキサー。
これで材料をミックスします。


水や糖蜜、そして発酵に欠かせない「菌」をそそぎます。
私には、何やら怪しい液体に見えます。


この作業、このところ一週間ほど続いているのですが、
主人は米糠やカニガラをたっぷり浴びて帰ってくるのでとっても臭いんです!!

手を洗ってもその臭いが取れないみたいで、
お風呂に入ってようやく臭いが取れる感じ。

大事な土作りに欠かせないものを作っているので仕方ないですが、
「近寄らないで〜」と思わず言ってしまいます・・・。
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